”カップルが別れる季節”と言うものがあるのをご存知ですか?
実は、イギリスでは「冬は別れの季節」と言われているのです。
イギリスのネット調査会社のアンケート調査によると、冬休みからバレンタインにかけての約50日間は他の時期に比べ、2倍以上の恋人解消や離婚、お付き合い解消などの別れが多いことが解りました。
その中でも、とくに1年の切り替わりの直前である年末の破局が特に多いのです。
日本に限らず冬期には忘年会にクリスマスや年末年始、初詣、新年会、バレンタインもあるので、逆にカップルとしては盛り上がりそうなものなのですが、なぜ別れるカップルが多いのでしょうか?
それには心理学的、医学的なさまざまな理由があります。
この記事をご覧になっているあなたも、もしかしたら年末に別れの危機を迎えたり、実際に大好きな人と別れてしまったのかもしれません。
そうでなくても、年越しを大好きな彼氏とラブラブに過ごすために、事前知識を身につけておくことをオススメします!
【ヘッドライン】
年末に別れるカップルが多い理由
まずは実際に、年末に別れるカップルが多い理由から見ていきましょう。
イベントが多いからこそ別れやすい
意外な理由かもしれませんが、年末に別れるカップルのほとんどこの理由で別れてしまいます。
年末にはクリスマスや年越しなどのイベントが多いというお話を冒頭でしましたが、これこそが問題なのです。
まず、イベントに合わせて普段より会う機会が多くなり、プレゼントや特別な時間をあまりにも期待しすぎて、現実とのギャップに失望するということがあげられます。
この失望が続くと、お互いが会うことにドキドキしなくなり、少しずつ扱いが雑になってきてしまうのです。
また、連絡の回数も増えて、少しずつマンネリ化してしまうことも理由の一つでしょう。
忙しいために、恋愛モードではなくなってしまう
12月は「師走」という言葉の通り、先生(師)が走り回るほど忙しい季節です。
どの会社も年末に向けて仕ことを立て込みますから、当然残業も増えるでしょう。
月末には早めに銀行が閉まることを考慮して金銭的なプランを綿密に立てなければいけません。
年末に実家に帰省することも考えるのであれば、忙しい中でも実家に帰る準備をする必要もあります。
年末の過ごし方は人それぞれですが、このようにとにかく目が回りそうなくらい忙しいのが年末の特徴です。
そんなときに、恋愛のことまではしっかり頭が回らなくなります。
カレが地方から出てきた一人暮らしだとして、あなたが地元出身の実家住まいだったりしたら、さらにこの時期の気持ちの差は大きくなります。
お金がかかると思われている
年末は何かと物入りでどうしても出費がかさむもの。
しかし、それに加えてクリスマスなど、食事やプレゼントがあって当たり前な時期には、どうしても金銭的な負担が余計にかかります。
愛はお金では買えないものですが、お金がなければ何も出来ないのもまた事実。
特に彼氏からすれば、自分の彼女に余計な負担をかけたくありませんし、”頼りがい”を感じてもらいたいわけですから、なるべく自分が多めに出そうとするものです。
結果、年明けに向けて大赤字・・・なんて事態にもなりかねません。
最近ではボーナスが出ない会社の方が多いといわれるくらいになっていますし、仮にボーナスがあっても寸志程度で、懐を暖めるには足りないケースがほとんどです。
男性にとってお金は生活にも将来にも必要なものですが、恋愛は生活には必要ではありません。
結婚を考えられない
「どうして年末の話が結婚になるの?」と不思議に思うかもしれません。
実は、年末という時期に結婚を意識する人はとても多いという調査結果があります。
その理由は、
- 実家に帰り、家族や親戚から結婚について聞かれる
- 帰省時の新幹線の中や、イベントなどで家族連れを多く見かけ、家庭を持つことを意識する
- 忘年会などで既婚の同級生と会い、家庭の様子をきくことになる
このような、とても現実的なキッカケがあるためです。
もしこれまでのあなたとのお付き合いの中で、すこしでもすれ違いを感じていたり、「合わないな」と感じていたり、自分に家庭を持てる自信が持てていない場合には、こういったキッカケに結婚を考えられなくなります。
医学的にも年末には別れやすい
医学的根拠も調べてみると、年末に別れやすいという納得する理由がいくつか見つかりました。
人間の体は冷えることにより脳内ホルモンの不快物質である「ノルアドレナリン」が放出されます。
これは、人間の持つ一つの本能であり、冷えるということで身体が危険回避の為に「ノルアドレナリン」を放出し、興奮させることで身体の新陳代謝を高めようとするからです。
「ノルアドレナリン」は怒りなどで興奮させる反面、気持ちを憂鬱にしたりイライラしたり、更には恐怖心から攻撃的になりやすくなります。
これが恋人の前で態度として出てしまい、ケンカが増えたり、つい態度がそっけなくなったりしてしまって、別れにつながりやすいのです。
また、同様に「ノルアドレナリン」の抑制を行う「セロトニン」の分泌異常も起きやすくなり、なかなか憂鬱状態から抜け出せなくなります。
これはもう気分の問題ですから、各々で解決策を見つけて対処をしていくより他ありません。
別れ話をされたらどうしたらいい?
では実際に、カレに年末になってから別れ話をされたらどうすればよいのでしょうか。
別れ話で別れたくないと考えるのは、とても自然な感情。
別れたくない人だからこそ、その時に何とか気持ちをを繋ごうと必死になってしまったり、思ってもいないことを口走ってしまうものです。
しかし、実際にはそうした感情的・衝動的な引きとめ方では、相手の気持ちというのはどんどん離れてしまいます。
それは、あなたの「別れたくない」という気持ちが先行している状態だからです。
別れ話に動揺してしまう中で、別れの原因を解消しようということよりも、
という部分に意識が向いてしまい、結果的に自分の気持ちをぶつけてしまうような状況に繋がってしまっているということが、多くあります。
仲直りや別れを回避するために必要なこと、知っていて損はありませんよ。
https://motokare-fukuen.com/?p=250
相手の気持ちに寄り添う
冒頭でもお伝えしているように、別れ話の状況というのは自分の気持ちを優先させやすいものだからこそ、相手の「別れたい」という気持ちに対して否定的になります。
もちろん、別れたくないのですから当然です。
ですが、別れたくないと伝え続けていても、それは根本的な解決にはなりません。
別れには必ず理由があるからです。
そこで仲直りや別れ回避の大前提として
「きっとこんなところに不安を持っていたんだよね」
「前に直すって言ってた事、自分でも直せてないなって思ってたよ」
と寄り添い、理解を示すことを忘れずにいてください。
当たり前に思っていたことを見直す
恋人や夫婦となる中で、その存在やしてくれること、してあげることが当たり前となってしまうことがあります。
それは安心感でもありますので悪くは無いのですが、過信しすぎてしまえば、相手への思いやりは無意識に減ってしまうものです。
口調がきつくなってしまったり、すぐに怒りや悲しみを見せるようになっていたり、自分の思うようにいかない状況に拗ねてしまったり。
彼のしてくれることに「もっともっと」とわがままになってしまったり、いつの間にか「ありがとう」と言うことがなくなっているかもしれません。
これはよくある状況ですが、きっとお付き合い中に気にしていなかったことを、別れ話となる中で気づかされる部分も多くあると思います。
https://motokare-fukuen.com/?p=672
季節的なものだと考えて、一旦距離を置く
別れ話となると、あなたの中で
「私の気持ちを分かってもらえない」
「どうしてそんなことを言えるの?」
という気持ちが強くなってしまうかもしれません。
ただ、そこで意地を張ってしまえばお互いを撥ねつける状況となりますから、別れる、別れないの結論を出す前に、一旦距離を置くことを提案しましょう。
お互いに「別れたい」「別れたくない」という平行線になっているからこそ、一旦時間を持つことでお互いの気持ちを理解し合えるというメリットがあるのです。
何より、冷静さを持つことを出来る時間ですから、相手を責めるという状況よりも自分がこれまでにしてきた行いや、甘えていた部分に意識を向けられます。
そして「どうしたら変われるんだろう」と考えるきっかけとなるものです。
年末に別れるカップルが多い理由としてあげた中に医学的なものもありましたが、これを解決する方法は、天候の良い日には出来るだけ暖かくして外出することです。
太陽の光に当たることにより代謝を促し、ホルモンの分泌も正常化します。
更に、代謝を良くするために朝から汗をかきましょう、汗をかくことで精神的にもポジティブになっていきます。
こういった体を動かすことは、別れ話をされた段階で彼と一緒にするのは難しいはずです。
彼の別れ話に反論せず、聞き入れてあげる
そこで同調する時に大切な事についてお話しします。
女性は基本的に自分の気持ちに同じ思いを持ってもらえる中で、次第に心が落ち着いたり、相手への信頼を強める傾向にありますが、男性も別れ話では同じことです。
別れ話となる時というのは、恋人関係を解消したいという思いの塊になります。
だからこそ、相手の話を聞いてあげられるかそうでないかという部分で、男性にとっては自分の考えや価値観を認められるのかと、様子を窺う状況でもあるのです。
特に男性は、少しでも結婚を意識していれば
という点を重視しますから、分かり合えないと実感すれば生涯一緒に過ごしていく相手ではないと判断して心が離れていってしまいます。
別れ話の時、あなたも反論したいことがたくさんあったと思います。
しかし、ここで反論をせずに、
「私もそう思ってた」
「あの時こうしてくれてたもんね」
「いつも頑張ってくれてるの、本当は分かってたよ」
と相手の気持ちや、これまでの行動に対して同調してあげることで、
「こんな事ならもっと早くに話しておけば良かった」
「今後もこうやって解決していけば良いんだ」
と不安が安堵に変わり、別れを意識するというよりも、そこからお2人がどう関係を築き直すかに意識が変わっていくものです。
あと少しで年が切り替わるという貴重なタイミングには、大切な人と1年の計画をたて、新年に期待を持ちたいものですよね。
本当なら、別れ話をされるようなことがなければ理想的ですよね。
しかし、様々な状況から、それが難しいこともあります。
だからこそ、別れ話になった時には相手の気持ちを汲み、自分の意見を伝える中でも同調してあげることを必要なのです。
お付き合いを始める時に
「お互いを大切にしたい」
という気持ちが強かったはず。
その時の気持ちをもう1度思い出してみれば、相手が求めていたものや、別れ話をされる理由も見えてきますから、別れ話を1つのきっかけとして新しい関係性を築くという意識を持つことを大切です。