悪気はなかったけど、つい、口から出てしまった嘘。
そのせいでお互いの大切な信頼関係が壊れてしまった経験はありませんか?
どんな理由があったにせよ、嘘はついた方を守るための詭弁でしかなく、嘘をつかれた方には心に深い傷を負ってしまうのです。
そんな傷を癒すことができなくて別れてしまった。
でも、少し時間が経って落ち着いてみたら心の傷も多少はマシになり、彼への思いがもう一度大きくなった。
それは決して自分勝手なことではありません。
ただ、やっぱり一度「嘘」という裏切りを経験している以上、好きだからといって簡単に復縁する気にはなれないものです。
今回は、好きだけど彼氏の嘘が許せない、そんな葛藤を抱えたあなたのために、対処法をご紹介ます。
【ヘッドライン】
彼氏が「嘘をつかなければいけなかった」という事情に目を向ける
嘘をつかれた方としては、
「彼にだまされた」
という悲しみとショックと怒りを感情が消えずに残ってしまうと思います。
しかし、彼にも「嘘をつかなければいけなかった事情」があったというのは分かってあげられているでしょうか?
その理由は彼にしか分からないと思いますが、こういった事情を無視して自分の感情だけに向き合ってしまうと、彼氏としては「悪いことをした」と思いつつも、
「あー、面倒臭いな」
と思う気持ちを少なからず抱えてしまいます。
さらに人によっては「次は絶対にばれないように」とさらに巧妙に嘘をつく可能性があり、感情的になってしまうというのは仲直りをしたいのなら避けておきたい所です。
それよりも、先ほどお話ししたように「嘘をつかなければいけない事情があった」という事実に冷静に目を向けてみましょう。
これができると、ただ感情的にウジウジするのではなく、
「ついた嘘にどうけじめをつけるか」
という物事の解決に向けて動くことができるようになります。
「蒸し返す女」にならないように気をつける
嘘をつかれた方にとって、その経験はいつまでも記憶に残されていることと思います。
だからこそ、裏切られた痛みをまた感じないための予防線として「もう嘘つかないでね」と言ってしまったり、思い出したくもないのにふとした時に思い出されて「あの時は傷ついたな」と言ってしまうこともあるかもしれません。
気持ちはよく分かるのですが、それでは彼氏の方が罪悪感で押しつぶされてしまいます。
過去に起こったことは事実であり、今どうあがいてもその過去を変えることは出来ません。
今あなたが彼氏の嘘でどんなに傷ついたのかを話しても、信用できない辛さを訴えても、彼氏にはどうしてあげようもないのです。
それでも自分の心を守りたいがために過去を蒸し返していると、
「今、俺にどうしろっていうの?」
こんな風に彼氏を混乱させてしまい、やがて「疲れた」とあなたの前から永遠に姿を消してしまうでしょう。
そのため、今言ってもどうしようのないことは言わないように十分気をつけてください。
いくら辛い経験をしても、いくら嫌味を言いたいくらいの不満があっても、それを彼氏に解決してもらおうと求めていては復縁が叶いません。
自分の中でうまく消化していくしかないのです。
ですから思わず口に出そうになってしまった時は、
- 別のことを考えて気を紛らわせる
- 連絡中ならいきなりでもいいので連絡を止めてしまう
こんな風に言わなくて済むように事前に対処をしておきましょう。
冷却期間を取る
復縁においての冷却期間は、今回のようにトラブルがあったカップルにとってはとても有効出来です。
なぜなら、
- 嘘をついた方が反省する時間になる
- 嘘をつかれた方は傷を癒す時間になる
こんな風に、お互いにメリットが生まれるためです。
特に別れ際に「嘘を許せなかった」と正論を伝えた人や、自分が傷ついたからと彼を責めるようなことを言ってしまったのであれば、必ず冷却期間を取りましょう。
冷却期間中は、
- 彼にLINEや電話で連絡をしない
- 話す(返事をする)必要があっても必要最小限にとどめる(ぶっきらぼうにならないように注意)
- SNSの更新を控える
このようにして、
「きちんと彼女(あなた)に改めて謝った方がいいかな」
と、彼氏にあなたのことを色々想像させるように働きかけましょう。
もちろん、冷却期間中には彼にアプローチできませんから、その間に音信不通にならないか、新しい恋人が出来てしまわないかと心配になることもあるでしょう。
ただ、そんな不安から冷却期間を早めに終わらせても「彼の嘘を許せない」というあなたの気持ちが解決できるわけではありません。
特に別れて間もないうちはお互いが冷静になっていませんし、冷静になって始めて見えるものや、全く連絡しないくらい距離を取って初めて相手の存在の大きさに気づくこともあるものです。
ですから、きちんとお互いが落ち着く時間を作り、あなたは自分の傷ついた心を十分に癒す時間を設けましょう。
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「許せないでいる自分」を許す
「彼のことが好きだけど、嘘をついたことは許せない」と悩んでいる人の多くは、一見「嘘をついた彼氏」に怒っているように見えますが、実は彼を許せないでいる自分自身に対して怒りの感情を持っているのです。
具体的に言いますと、
「こんなに過去のことをにこだわる女なんて(彼)くんが知ったら幻滅するだろうな」
「私ってなんてネガティブで性格が悪いんだろう・・・」
といったように、自分自身が「許せないでいる」ということを悪いことだと思い、許せていないのです。
もし一度でも上記のように考えたことがあるのなら、それはあなたが優しすぎるから今のような状況になっているのだと自覚しましょう。
もしかしたら彼に嘘をつかせたのはあなたがきっかけだったかもしれません。
しかし、それと彼が実際に嘘をついてあなたを傷つけたのは別問題です。
ですから、あなたは元変えに嘘をつかれた「被害者」であることは間違いありませんし、被害を受けたことに対して責任を感じる必要はありません。
例えば、あなたが車に乗っていて信号待ちをしていた時、後ろから衝突されたとしましょう。
こういった時、交通事故処理としては信号待ちで停止していたあなたの責任はゼロ、この度の事故の責任は全て衝突した車の運転者のものになります。
ですが、あなたのように人よりも心が優しすぎる人は、
「私がもう少し前の方に停止していれば大丈夫だったかも」
こんな風に自分にできることは本当になかったかを考えがちです。
それは別に悪いことではないのですが、そんなことを言い出してしまうと際限がなく、いつまで経っても事故の責任がどちらにあるか決まらず、決着がつきません。
これと同じように、何事においても物事には決着をつけるのが大事です。
もちろん彼氏の嘘とお二人の破局はおそらく法律に関わる話ではないと思うのですが、適当な所でどちらに責任があるかをしっかり決め、あなたはその結論に甘えてしまいましょう。
思いっきり感情を発散する
モヤモヤしてしまうというのはその気持ちを発散できていないことが原因となっていることがあります。
例えば、許せない気持ちがあるのに、その怒りを彼にぶつけることができていないのではないでしょうか?
気の済むまで彼氏に怒って、謝罪させたことはありましたか?
どちらかというと、彼の嘘が発覚しても一人で悲しんだり、自分の思うがままに彼氏を責めるようなことはしなかったのではないかと思っています。
つまりは、自分自身でその「許せない」という気持ちを発散できていないのです。
発散できていないからこそいつまでもわだかまりが残っていてスッキリできず、時間が経っても悶々と彼氏の嘘について考えてしまうのでしょう。
ですから、対処法としてあなたの感情を思いっきり発散させましょう。
もちろん彼にぶつけては復縁のチャンスが遠のきますから、
- 人気のない海や山などで「彼氏のばかやろー!!」と叫ぶ
- ライブや絶叫マシンなど大きな声を出しても問題のない場所で大きな声を出す
- 声を出しながら泣いてみる
- 人に話を聞いてもらう
- スポーツで体を動かす
こんな風に、あなたがストレスを発散できる場所で心ゆくままに感情をさらけ出してみてください。
大人になればなるほど、人は自分自身の感情から目を背けたり、自分自身の感情をないがしろにしてしまいます。
子どもが大人よりもストレスを感じないのは、その都度大泣きしたり駄々をこねたりして発散しているからであって、それをしない大人はストレスを溜めてしまうのは当然なのです。
ですから、今回をいい機会として、一度思いっきり自分の気持ちをさらけ出してみてください。
「自分が正しい」という思い込みをしていないか?を考える
例えば彼に浮気をされた場合、
「浮気をするなんて不誠実だ」
こういった考えになると思います。
確かにこういった考えが一般的ですし、自分の恋人にはそうあってほしいものだと思います。
しかし、
「約束を裏切ったわけではなく、彼女の知らない所で女の人と遊ぶのは悪いことなのか」
こういった考えがあるのも事実です。
これも決して間違っていませんし、男性だけでなく女性でもこういった考えで恋愛を楽しむ人はたくさんいます。
現に結婚や婚約をしていないカップルにおいての浮気を法で裁くことはできませんし、「自由恋愛」というものも認められているので、恋人関係はお互いの感覚や配慮次第でどんな形にでもなるものです。
こんな風に、「彼氏の嘘を許せない!」と感じているとき、
と無意識に決めつけてしまっていることが結構多いものだということを自覚しておきましょう。
この思い込みを正しいと信じている以上、彼氏が自分の思い込みとは異なることをすると、
「それはおかしい」
「普通そんなことはしない」
といったように、自分の「こうあるべき」というワクにはめ込もうとしてしまいます。
しかし、彼氏がそういった思い込みのない人なら当然あなたの考えに賛同できないわけですから、あなたの思う通りに動いてはくれず、結果あなただけが辛い気持ちを抱えることになってしまいます。
俗にいう「価値観の違い」もこれに当てはまるでしょう。
もしもあなたが人から
と理想を押しつけられたら、ちょっとうんざりしませんか?
これと同じように、人は誰しも、勝手に「理想のパートナーはこうあるべきだ」という理想のパートナー像を持っていて、人によってはそれを相手に当てはめようとします。
しかし、その枠が相手にとって窮屈なものだったら、そこに収まりたいと思わないのは仕方のないことです。
であれば、考え方を変えましょう。
「こういった私と違う考えを持った人なんだ、勉強になるな」
といったように、彼との違いを受け入れてあげましょう。
これは言葉にすると簡単ですが、実際は今のあなたの価値観を崩すことになりますから、なかなか難しいことでもあります。
「彼との仲が悪くなってきたらむやみに連絡しないで様子を見るべき」
といったように、人は自分に危険が及ばないように、幸せでいられるようにと「こうあるべき」という「観念」を色々と作っていきます。
この観念は今まであなたを無事ここまで生き抜く上で必要な価値観だったわけですから、そう簡単に変えられなくても仕方がありません。
ただ、今は彼氏との復縁という大事な目標があるわけですから、少しそういった価値観、思い込みを見直すことを考えて見てもいいかもしれません。
人を変えるのではなく、自分が変わる
よく言われることですが、物事に対して男性は理論的に、女性は感情的に考え、動くものです。
この違いをしっかり意識し、「彼にどう言えばこの気持ちをわかってもらえるのだろう」と考えるのではなく、
「どうすればこの気持ちをスッキリさせることができるのだろう」
という視点を持って対処していきましょう。
何かを変えたいと思った時には人を変えるのではなく、自分が変わることで、彼との信頼関係を取り戻してください。
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