あなたが彼に浮気を「された側」で、別れたけど復縁を考えているのであれば、自分にも落ち度があったのかもしれないと思う反面、それ以上に「悔しい」という気持ちが捨てきれないと思います。
すでに彼には自分以上、もしくは自分の他に思う女性がいるというのはすごくショックなことですし、そんな状況でどうすれば元彼の心を取り戻せるのか分からなくて悔しいことでしょう。
今回は、気をした元彼と実際に復縁を叶えた成功体験をもとに復縁方法をご紹介していきます。
【ヘッドライン】
「忙しさにかまけてしまった」
(20代女性 金融)
憧れの金融業界で働けるという期待と、女性でも窓口業務だけでなく営業職が出来るという将来性から、本当にプライベートそっちのけで働いていました。
そんな私を学生時代からの彼は応援してくれていましたが、ある時急に「他に好きな人が出来た」と言われて振られたんです。
きっと前から兆候はあったのだと思うのですが、なにせ忙しくて全然彼のことを考えていなかったので全く気付きませんでした。
別れてから「最近彼とどこに遊びに行ったっけ」「最後に彼と電話したのいつだったっけ」と感傷に浸ろうと思ったら、何にもなかったんです。
忙しい忙しいばっかりで彼とちゃんとコミュニケーションを取ってなかったって気づいてからは、とにかく彼に謝り倒しました。
いくら浮気をされたとはいえ、そんな風に放って置いてしまっていた彼を責められなかったんです。
謝って「こんな私と一緒にいてくれてありがとう」と伝えたら、彼の方が泣き出して「俺こそごめん。大人気ないけど寂しかった」と本音を話してくれました。
幸い、彼は浮気した(好きだと言っていた)女性とはまだ交際には至っておらず、別れてからも頻繁に連絡を取り合えていたので、忙しい合間を縫ってちょくちょくLINEをし合いました。
そうしていく内に私も仕事に慣れて以前より効率的に仕事ができるようになって、彼とのコミュニケーションに割ける時間も増えていく中で、彼から「会いたい」と言われ、そのデートで気持ちを伝えて復縁に至りました。
今でも私の仕事は忙しいのですが、彼は浮気をしてしまった頃に寂しさを紛らわせようと映画にハマったらしく趣味ができたことと、私が彼をないがしろにしたことを反省したことで以前ほど寂しがらなくなって、円満にお付き合いできています。
男性にだって寂しさはある
お付き合いをしている時は、できるだけお互いのスケジュールを合わせてデートに出かけたりするものですよね。
しかし、就職や転職したてで恋愛を楽しむ余裕がなくなったり、仕事の忙しさに時間を取られてしまうと自然にデートやコミュニケーションの機会は減ってしまうものです。
お互いが忙しい状況であれば理解し合うことができますが、片方だけが忙しく片方が暇という場合、もう片方は寂しさを感じてしまいますが「忙しいのは分かっているから・・・」と考えてあえて寂しさを口にせず溜め込んでしまいます。
そして、そんな寂しさを紛らわせるために浮気をしてしまうのです。
物理的に会う時間が少ない、仕事が忙しすぎてすれ違ってしまうカップルの場合、その原因の多くは寂しさから浮気をしてしまうもの。
ですが、それはつまり「相手のことを嫌いになっての浮気」ではありません。
そのため、この成功体験のように、別れてからも友人としてコミュニケーションを取り続けるというのが、相手に考え直させる大切な方法となります。
彼にとって浮気や別れの原因となった「コミュニケーション不足」を補うことで、根本の問題を解決しましょう。
また、「復縁してもまた寂しい思いをする」と思わせてしまっては意味がありませんから、
- 寂しさに慣れてもらう
- 忙しい方もコミュニケーションを取ろうとする努力をする
こういったお互いの努力も必要になります。
寂しさに慣れてもらうためにはこの成功体験のように、彼に寂しさを感じさせないように没頭できる趣味を持ってもらうというのもとても効果的ですね。
自分の非を謝る + 感謝の気持ちを伝える
この成功体験者の大きな特徴は、いくら忙しくて彼氏を放ったらかしにしてしまったとはいえ、自分を裏切った彼氏に謝り、さらに「ありがとう」とまで言ったことです。
この方のように、
- 自分の行いを振り返り、反省する
- 別れた(自分を振った)相手に感謝を伝える
というのは、裏切られた気持ちを考えると決して簡単なことではありません。
しかし、だからこそ謝罪と感謝を受けた方(彼氏)にとっては大きなインパクトになりますよね。
「何謝ってんの!?悪いの俺の方だよね!?」「何で責めないんだろう?優しすぎるよ・・・」という考えがぐるぐるして、思わず自分が振った元カノを忘れられなくなってしまいます。
また、彼氏のことを責めなかったことも功を奏しました。
きっと彼は責められることを予想していたでしょうから、それをいい意味で裏切られたことによってさらに罪悪感を大きくしたのでしょう。
その罪悪感が、「寂しかった」と本音を引き出すきっかけとなったり、「元カノから来たLINEを無視できない」という別れてからの二人のコミュニケーションにつながったのです。
浮気をされた方は嫌味の一つでも言ってやりたいところですが、それをぐっと我慢して、彼の気持ちに理解を示してあげることが、二人の関係を復活させるのに大いに重要な役割となります。
1年越しの復縁
(30代女性 OL)
私たちは同じ職場で知り合い(今は別々です)、自分一人で何でもできてしまう万能で自立した彼に惹かれ、お付き合いしました。
彼は誰にでも優しく、彼に好意的な女性はすごく多くて常に不安だったので、なるべく我慢しようと思ったのですが、「浮気なんてしないでね」「本当に残業なの?」「誰とLINEしてるの?」「その女の子への連絡って他の人にしてもらえないの?」と口うるさくなってしまいました。
そんな中、彼が特定の女性と親しくしているように見えたので彼を問い詰めたところ浮気が発覚。
彼は最後まで浮気を認めませんでしたが「うるさく言われると職場でもプライベートでも落ち着かない」「この程度で浮気というならもう価値観が合わない、無理」とまで言われて、会社を辞めざるを得ないほど落ち込んでしまいました。
彼のことを考えると「あの子と付き合ったのかな」「私のこと今どう思ってるのかな」と考えが尽きないし、散々別れ際に彼を責めていたしこれ以上彼に嫌われたくなかったので、半年近く彼に連絡をせず沈黙を通しました。
その間に別会社に転職、引っ越しもして生活環境を変えたことで気分も一新。
その頃ちょうど彼の誕生日が近づいていたので、いいきっかけにしようと思って軽くお祝いの連絡をしたところ、まさかの返事があり驚きました。
初めは他愛のない話でお互いの近況報告とかをしていたと思います。
そして、彼と連絡する中でまだ好きな気持ちが残っていることに気づいた私は、半年間の沈黙で怠けていた女磨きを再開しました。
とはいっても彼を見返したかっただけなので、美容やダイエット、あと合コンや友達の紹介で男友達を増やしまくったというくらいです。
でもその中で、男女にも友情があるということ、好きな気持ちや、やましい気持ちがなくても異性と仲良くなるってありうるんだなということを初めて知りました。
私は女子校出身で彼が初めての人でしたし、男女って仲良くなるからには下心が必ずあるものだと思ってたので、別れて女磨きをして初めて彼の言い分に納得がいくようになりました。
そんな新しい発見について彼に話していると、彼は驚いたようですが「正直自分ではあれは浮気に入らないくらいのことだったし、それが君にも分かってもらえたのなら嬉しいよ」と話してくれました。
私はずっと浮気した彼に恨みのような気持ちを持ち、私は裏切られた被害者なんだと思っていたんですが、別れて初めて彼の言う通り「価値観が違うんだな」と言うのに気づいたし、私はとにかく自分と違う考えを否定して自分に合わせようとしていた厄介な女だったんだなというのも自覚するようになりました。
ただ、それに気づいて変わろうとしている私を知り、彼は今後も会ってくれるといってくれて、月1回程度ではありますがほぼ毎月会えるようになったんです。
その間、何がお互い「何をしたら浮気と思うか?」「恋人のどんな態度で思いやりを感じるか」といった、彼の価値観を知るようにたくさん話をしました。
そして別れてから1年と2ヶ月。
彼の価値観を理解し、受け入れられる私になったと自分で思えるようになったので、「もう一度チャンスをください」と告白して復縁しました。
冷却期間を置くと復縁成功率が上がる
浮気をした相手と別れた場合、復縁を目指すのなら少しの間冷却期間を設けましょう。
この成功者のように別れた後の彼の近況が気になると思いますが、浮気をして精神的に満足している彼にとって、その精神的な満足(浮気)を咎めてくるような彼女は自分を攻撃してくるような敵のようにも感じてしまうためです。
また、物理的に距離を置くことで浮気をされた側が本気で傷ついていることが伝わりますし、浮気行為を深く反省させることもできます。
更に言えば、お相手だけではなく浮気をされたあなた自身にも復縁に効果的な変化があります。
例えば、自分自身も距離を置くことで本当にもう一度信頼できる相手かどうか、じっくり考えることができるでしょう。
浮気をされたと言う事実に変わりはありません。
だからこそ、それでも好きでいられるのか、相手を許せるのかと自分自身の心にじっくりと問いかけることができます。
浮気の発覚の直後や、別れて間もない頃は、ここまで冷静に考えて「別れたくない」「よりを戻したくない」と言えることはなく、ほとんどがただの条件反射で「別れたくない!」と言ってしまうものです。
しかし、もう一度心から信頼できなければ、復縁してもギクシャクしたままになってしまいます。
ですから、冷却期間を置くことで浮気経験者である相手が本当に自分に必要な人なのかを考え、復縁のために必要なことがあるのなら改善のために取り組みましょう。
浮気の定義をすり合わせる
性格や考え方が人によってあるように、人それぞれ恋愛に対する価値観は違うものです。
ですから、この復縁成功体験者のように、
「いや、僕は浮気だとは思わない。価値観が違うね」
というすれ違いはいろんなところで起きるものでしょう。
本来ならお付き合いをしながらお互いの考えの違いを受け入れあえれば一番いいのですが、自分の考えを変えるというのは一朝一夕でできるものではありません。
ですから、喧嘩をした後や一度別れた後などの時間があるタイミングに
- 何を浮気とするのか
- 恋人に何を求めるか
- 何を付き合っているとするのか
といった、お互いの恋愛観をきちんと擦りあわせるようにしましょう。
どこまでの行為を浮気とするのか、浮気と感じてしまうのか、それを理解し合えなければ、復縁してもまた同じことを繰り返すだけですからね。
一度すれ違いを経験し、お互い嫌な思いをしたことがあるからこそ、復縁には、お相手との共通の恋愛観を持つことが重要です。
浮気をされて別れた相手との復縁には器の大きさが必要
浮気をされて別れたお相手との復縁を成功させた方の経験談を交え、復縁方法をご紹介しました。
どちらのケースも、最終的には女性側が非常に大きな器を手に入れていますね。
一人の女性と落ち着いておつきあいするのが難しいような浮気をしてしまう男性との復縁の場合は、こうして大きな器を持つことが復縁のポイントになるのかもしれません。
今回の成功体験談はあくまで一例ではありますが、あなたの復縁の参考になれば幸いです。
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