大切な人との離婚。
これが意味するのは、単なるお別れではありません。
これまで築いてきた絆や信頼関係が全てなくなってしまい、
「一からのスタート」
を意味しています。
どんなに辛いことがあっても乗り越えてこれたのは、ずっと味方でいてくれる、大切な人が傍にいたからですよね。
時には喧嘩をすることもあったかもしれませんが、出会ったころから思い返すと、幸せだった記憶の方が多いはずです。
日常に当たり前のようにいる存在だったからこそ、小さな事で不満が溜まってしまったり、一方的に感情をぶつける事もあったかもしれませんが、今のあなたは
- なんであんな事を言ってしまったんだろう
- もっと話を聞いてあげれば良かった
- 大きな溝になる前に、解決していればよかった
と、沢山の後悔をしてしまっているはずです。
出来る事なら、昔のように支え合いながら生きていきたい。
そんな想いを抱えているあなたへ。
今回は「話し合い」で離婚を回避する方法についてお伝えしていきます。
【ヘッドライン】
受け入れる姿勢を見せる
まずは、頑なな姿勢を見せず、柔軟さを示すことが大切です。
ついお相手に「離婚しよう」と言われると
という気持ちが先行して、口論になってしまったり、感情的なやりとりになってしまいがちですが、これが離婚を近づけている原因なのです。
まずは冷静な思考に持っていかなければ、話し合いは成り立たないので、離婚したい意思を受け入れる姿勢を見せる事から始めましょう。
この時注意するのは、あくまで相手の気持ちを受け入れるだけだという事です。
無理に離婚の意思に賛同する必要はないので
ただ、もう一回話し合う機会も必要だと思うから、お互い少し時間を置いてから、話し合ってみませんか?」
というように、こちらの冷静さを伝えるだけで良いです。
また基本的なことになりますが、「夫から離婚を切り出された」時の復縁のポイントも参考にしてください。
感謝と謝罪の気持ちを伝える
次に必要なのが、自身の気持ちの整理を行い、話し合いに備える事です。
話し合いでは先にもお伝えしたように、自分の気持ちばかりを伝えてはいけません。
「これまでの努力を無駄にしたくない」
「私が悪かった、だから戻ってきてほしい」
このような感情的な表現では、かえって幻滅させてしまいます。
ではどんな言葉を伝えるのが良いのか。
それは「感謝と謝罪の言葉」です。
そもそも、なぜ離婚に至ってしまったのかを考えましょう。
日々の生活でのストレスや、性格の不一致、不倫問題など、状況によって様々な問題がありますが、その根底についての謝罪をすべきです。
日々ストレスを溜めさせてしまったのなら、「気遣いや配慮が足りなかった」
性格の不一致が原因なのなら、「思いやりや受け入れる心が足りなかった」
お相手が不倫してしまったのなら、「昔のような愛情を伝えきれていなかった、存在が当たり前になってしまった」
こんな風に、どこに問題があったのかを探り、一番思っているであろう事を書き出してみましょう。
次に、感謝の気持ちです。
相手にマイナスイメージが強い場合は、好印象を残すために、謝罪よりも感謝の気持ちを多く伝えます。
感謝の気持ちがしっかりと伝われば、マイナスイメージが緩和され、こちらの意見を聞いてもらいやすくなるからです。
これは、ただ単に過去の出来事や思い出に関しての感謝ではなく
- 相手が苦労して実行してくれていた事
- 一生懸命頑張っていた事
- 自分の時間を削っていた事
- 相手の性格に関して
こんな風に、軸をお相手の性格や日常にフォーカスして考えてみて下さい。
たとえば
- 週1回しかない休日を家族の為に使ってくれていた
- 夜頻繁に飲みに行く事もなく、節約してくれていた
- 仕事が忙しくても、家では愚痴を言わなかった
- いつも話を聞いてくれた
等、一生懸命旦那様の事を思って、書き出してみて下さい。
その伝え方は、状況にもよりますが
- 先にメールや手紙で伝える
- 話し合いの際、お相手の気持ちを聞いた後で伝える
このどちらかが効果的です。
あまりにも話し合いに応じないようであれば、先に手紙やメールで伝えましょう。
それで誠意が見えやすくなります。
また、「本当にこんなことで離婚回避できるの…?」なんて不安な方もいると思いますので、「復縁結婚、離婚再婚」の体験談の記事もご覧下ださい。
両親を味方につける
お互いが冷静に話をしても平行線をたどる場合、ご両親の力を借りる事を検討しましょう。
結婚とは、当人同士だけではなく、家族でするものですよね。
離婚も同様です。
当人間だけでなく、家族を巻き込んでの問題になる為、まずはご自身のご両親に相談をしましょう。
その際、あまりネガティブな感情を伝えるのではなく
(理由を話す)
私としては、今回の事を話し合いで乗り越えていきたいと思ってるんだけど、
何かアドバイスをもらえないかな?」
このように、前向きに解決したい意思を伝えましょう。
これは、お相手のご両親にも同様です。
次にお相手のご両親へのご連絡になりますが、ここでもネガティブな表現や「どちらかが悪い」という表現は避け
というニュアンスが、「協力してあげたい」という気持ちを煽れるため、効果的です。
感情的になって伝えてしまうと、両家のご両親も
もしくは
と、早々と決断をしてしまうので、注意してお話しするようにして下さい。
妥協案を考える
それでも話し合いが難航した場合の為に、妥協案を考えておきましょう。
ここまでは譲れるけど、ここだけは譲れない。
このような判断基準があると、話し合いが円滑に進みやすくなります。
最後にははっきりと自分の意思を伝える事。
そしてその妥協案が、お相手にとっても好都合である事。
この2つを意識しましょう。
話し合いが進めば、お相手が感じていた嫌な事や苦痛だったことにも理解が深まっているはずです。
その点を踏まえたうえで
それは今後関係を築くうえで大切な事だし、あなたが居心地の良い空間を作りたいから。
だからこそ、××に関しては、少し時間を置いてもいいから考えてみてくれないかな?」
こんな風に、柔らかい口調で、でも意思をしっかりと持ってお話しできると、お相手の頭の中も整理され、
- 自分の考えを受け入れてくれている事
- 今後も居心地よくいられそうな期待
この2つを意識させられます。
少し難しく感じてしまうかもしれませんが、難航している時は、お互いが頑なになりすぎて、意地の張り合いになってしまうケースが非常に多いです。
そうなると、これまで積み重ねてきたものが全てなくなってしまいますので
「妥協点」
を早々と見つけ、先手を打ちましょう。
絶対離婚したくないなら感情的にならず、まずは「冷静」に!
「離婚」を突き付けられると、パニックになってしまうあまり、感情的な行動をとってしまいがちですが、まずは
「解決策」
を探すために、冷静になる事が大切です。
何よりも大切なのは、お相手の気持ちを汲む事です。
本来、惹かれ合って結ばれたお2人なので、必ず解決策はあります。
だからこそ最後まで諦めず、最善を尽くしていきましょう。
また、「離婚を後悔。離婚後に復縁したい時の手順とポイント」を先に読んでおけば、最悪の場合を回避出来たり、もしもの時に役立つので是非参考にしてみてください。