「別れ」というのは、相手の信用を失ってしまったとも言い換えることができます。
明確な浮気のような裏切りや、嘘がなくても、
「こんな嫌味を言う子だと思わなかった」
「いつも口ばかりで何も変えられない人なんだな」
こんな風に期待を裏切ってしまうと、相手の信用をどんどんと失ってしまいます。
信用を失えば相手から期待をされなくなるどころか、「今後も何かトラブルに巻き込まれるんじゃないか」と警戒されてしまい、お互いを尊重するのが大前提である恋愛なんてしている余裕がなくなってしまうのです。
ですが、距離が離れてしまった元彼に「復縁したい」と思わせ、脈ありサインを見落とさえしなければ復縁は叶います。
今回は、信用を取り戻して元彼と復縁するための8原則をご紹介します。
【ヘッドライン】
自分のことより相手を理解しよう
信用を取り戻すには、相手のことをよく理解することがとても重要なことです。
これは、明確な理由があります。
まず、別れた相手が自分のことをよく知っているというだけで、相手は全ての信用を失いません。
理解があるというだけで、「あいつは全く信用ならんやつだ」とはならず、
と少し救いの残った気持ちを持ってもらえるようになります。
元彼にとって、自分の期待を裏切ったりトラブルを持ち込んでくるような「敵」としてではなく、自分の理解者であるという「味方」として見てくれるためです。
また、信用を失った相手のことを理解しておくと、
- 何をすれば信用を取り戻せるようになるか
- 信用を失った状態で、どんな話題なら別れてからでもして大丈夫そうか
- 相手が喜ぶことはどんなことか
- いつなら連絡をしたり、デートに誘っても期待が持てそうか
こういった、復縁活動につながるあれこれも分かるようにもなります。
ですから、信用を取り戻すには、自分の事を考えるより相手である元彼のことをしっかり考えるようにしましょう。
元彼の趣味はどんなことでしたか?
元彼はどんなことをすると怒ったり、悲しんだりするタイプでしょうか?
他にも、いつ頃仕事が忙しくなるですとか、どんな女性が好みなのかですとか、思いつく限りの情報を自分の中で整理しておきましょう。
こういった部分を踏まえ、元彼に響く謝罪を考えたり、接し方を試してみたりして、復縁に近づいていきましょう。
素直に謝る
失った信頼を取り戻すための第一歩は謝罪です。
謝ることだけで過去の過ちをなかったことにすることはできませんが、きっぱり謝ることでまず自体をひと段落させることができます。
例えば不祥事を起こした芸能人や企業の大半は、記者会見をして謝罪をしますよね。
ただ謝るのならそのトラブルの当事者や関係者に頭を下げて回ればいいものの、どうして、謝罪する姿をそのトラブルには本来無関係なはずの視聴者にまでも観せるよう、テレビで写すのでしょうか。
それは、 自分の誠実さをアピールするため です。
きちんと事の顛末を説明し、自分の反省の気持ちを伝え、言い訳を含めずに素直に謝罪する。
それができるだけで大きく印象は変わるものです。
当たり前のことに感じるかもしれませんが、カップルにおいても口先だけの「ゴメン」よりも、心のこもった謝罪は必ず元彼の心を打ちます。
さらに、LINEやメールだけの文面だけでの謝罪よりも、直接合っての謝罪の方がさらに効果はあるでしょう。
信用を失ってしまったのは、自分が選択した行動の結果です。
しかし、過ちは誰にだってあるものです。
だからこそ自分の非を素直に認め、謝ることで一旦関係をゼロに戻します。
すでに別れてしまっている場合、謝罪の言葉もまともに受け止めてくれない可能性もありますが、それでもきちんと伝えることに意味があります。
自分が許されるためや、自分の罪悪感を打ち消すための謝罪ではなく、元彼に不愉快な思いをさせてしまったことを詫びることに徹してください。
周りが驚くくらい真面目に取り組む姿を見せる
例えば仕事でミスをして信用を失ってしまったのなら、仕事で信用を取り戻すのが一番効果的です。
それと同じように、元彼の信用を取り戻すためにも、対応する場面で信用を取り戻しましょう。
具体的な例としては、以下のような方法です。
↓
元彼と別れたからといってすぐに新しい恋人を作ろうとせず、しばらく一人でいる
↓
自分の言ったことを守らなかった→些細なことでいいので、実現できることだけを事前に宣言して有言実行できる実績を作る
「こんなに真面目に取り組むなんて、今までの自分と違いすぎて不自然だ」と思うかもしれませんが、信用を取り戻すにはこれくらいのパフォーマンスは大事です。
むしろ、今までのあなたからは想像もつかないような真面目な取り組み方を見れば、元彼はどう思うでしょうか?
確かにはじめのうちは「今更頑張ったって意味はないよ!」と突っぱねるような気持ちでいるかもしれません。
しかし、そんな姿も継続すれば
「そこまで(あなた)さんにとっても重要な出来事だったんだな」
と意識も変わってくるはずです。
ただし、どれも中途半端で投げ出してしまっては意味がありませんから、絶対に自分が続けられるパフォーマンスだけをするようにしてください。
「頑張って元彼を見返したい」「頑張ってるって思われたい」という気持ちもあると思いますが、それで自分の力量以上のことをしても意味がありません。
自分には何ができて何ができないのかを知るためにも、きちんと自分に合ったことだけをするようにしましょう。
奇跡の一手よりも積み重ね
先ほどの「真面目に取り組む姿を見せる」とも繋がっているのですが、信用を取り戻して復縁をするためには積み重ねが必要です。
信用の回復の必要がある復縁の場合、ダイエットと同じように、事態を一気に変えるような奇跡の一手はありません。
小さなことでもコツコツ積み重ねることで、やがて信頼に繋がるものであると心得ましょう。
復縁活動に例えるなら、
- 元彼の反応がないように見えても、自分磨きは怠らない
- 何度も素っ気ない態度をされても、一定の態度を徹底させる
- 元彼に連絡を無視されても何度かチャレンジする
- 元彼を誘って断られても、何度か手段をアレンジする
辛い部分もありますが、復縁のためにじっと我慢しましょう。
言葉でいくら「信用して」といっても取り戻せるものではないので、こうして行動で分からせてあげるのです。
復縁活動においても嘘や言い訳は絶対になし
人間は誰しもミスがあり、失敗するものです。
ですがやっぱり自分のミスは周りに知られたくないものですし、だからこそミスを隠さず周りに言える人というのは信頼を得るのでしょう。
自分で「この行動をしよう!」と選択して行動を起こしたわけですから、今後の復縁活動でも
「結果的に嘘にはなってしまったけど嘘をつこうと思ってついたんじゃない」
といった事態にならないように十分に気をつけましょう。
具体的にどういうことかというと、以下のような行いです。
- 一般的に「男の人にはこういう振る舞いが効く」といった情報に惑わされず、元彼の性格にあったアプローチをする
- (未練を隠すこと以外)元彼に対して誤魔化しや嘘をつかない
- 復縁マニュアルなどを鵜呑みにしたりせず、あくまで参考として必ず自分でも考える
何かに任せたり頼りきりな復縁活動は、どうしても自分の意にそぐわないことや、元彼の性格に合っていない行動を起こすことになりかねません。
どんなに自己主張の少ない人でも、100%一般論に当てはまるという人はおらず、必ず何処かに個性やその人なりの事情が存在します。
その個性や事情を把握してアレンジしてアプローチすることが、信用をなくした人との復縁には必要不可欠です。
具体的に言うと、自分磨きなどが良い例かもしれません。
「私、こんなに誠実になったんだよ!」とアピールするのは大事ですが、実際に内面が変えられていないままアプローチをしても意味がありません。
表面的に誠実さを装っても必ずどこかで化けの皮が剥がれてしまいます。
結局のところ、復縁に大事なのは自分がどう思うかではなくて、「元彼にどう思ってもらうか」です。
ですから、元彼も納得できるような自分磨きを完成させることが自分磨き達成の条件になります。
それを満たせずに誠実さをアピールしても、元彼からすれば「変わったな」と思えませんし、反応が薄くなっても仕方がありませんよね。
そんな現実に対して「あなたが変わってないと思うのは、私の努力を知らないだけ」というスタンスでいても、それは自分に向かって言い訳をしているのであって、相手には説得力を持たないのです。
それどころか、さらに「往生際の悪い奴」と軽蔑されてしまいます。
こうして人の気を引く為に嘘をついたり言い訳をしてしまう場合、一度嘘をつくと、それをごまかす為に、さらに嘘をつかなければならなくなります。
この嘘の連鎖が積み重なったら、信用どころじゃありませんよね。
確かに先ほど例に挙げた自分磨きなんてそう簡単に結果が出るものじゃありません。
ですが、復縁を焦る気持ちに負けて、結果を出せないままアプローチしたってこうして逆効果になるだけなのです。
『噓も方便』という言葉があるように嘘をつく事が全て悪いとは言えませんが、信頼に関わる事は予防しておくに越したことはありませんよ。
要所要所に感謝を織り交ぜよう
信用を失ってしまって初めて、「この人に突き放されるのはこんなに辛いんだ」と気づけるのではないでしょうか。
それと同時に、今までずっと信用してくれていた元彼の存在にありがたみも実感できると思います。
そんな感謝の気持ちを要所要所に織り交ぜていきましょう。
例えば、
- 別れても相手をしてくれるところ
- 忙しいのにLINEの返事をくれるところ
- 質問や相談をした場合、それに答えてくれたところ
- SNSをブロックしないでいてくれるところ
などなど、今まで当たり前に感じていたことでもはっきり 「ありがとう」 と伝えてみてください。
感謝の気持ちというのは、ほとんどの人が持つものなのに、照れくさかったりしてなんとなくはっきり伝えることを避けてしまうものです。
だからこそ感謝をされれば嬉しいし、素直に感謝ができる人には「良い人だな」「心が綺麗な人だな」という好意的な気持ちを持ちます。
どこまでやればいいのか?といえば、 元彼が「そこまでしてもらって、なんか悪いな」と思えるくらいまでした方が良いでしょう。
信頼を取り戻して復縁するというのはマイナスからのスタートですから、やってやりすぎるということはほとんどありません。
そこまで誠意を尽くせば、「時に間違うことはあっても、根は誠実なんだ」と、少しずつ信用も取り戻せるでしょう。
未練は隠す
あなたは、普段は自分に対して攻撃的なのに、お金が足りなくなってくると「借りよう」と思ってすり寄ってくる人に対してどんな気持ちを持ちますか?
「困っているんだな、かわいそうな人なんだな。助けてあげなきゃ」と思うよりも、
「信用ならない」
こんな風に思うのではないでしょうか。
これと同じように、「よりを戻したいから信用を取り戻そうとしている」と思われてしまうと、それだけで「最後まで自分のことしか考えてないんだな」と元彼の心象を悪くしてしまいます。
世の中には見返りを求めない人はいませんが、明らかに見返りを求めて行動している人に対しては冷たいのです。
ですから、信用を失った元彼との復縁において、未練は絶対に隠し通しましょう。
客観的意見を織り交ぜながら行動する
これからあなたがしようとしている行動において、それが信用を取り戻せる行動に値するかは、あなたが判断できることではありません。
あなたが判断してしまうと「こんなに頑張ったから」「私の性格上こうだから」といった主観的な考えが入ってきてしまうので、自分だけで自分を見つめ返しても、肝心な「第三者(=元彼)」が感じ取るあなたの印象に気づくことは難しいためです。
人に聞くときは、当然事情を説明することになります。
その説明のために今置かれている状況や、あなたの気持ちを整理することで、あなたの頭もスッキリしてくるでしょう。
もちろん、元彼と全く同じ価値観の人に聞くのは難しいと思いますので、
- あなたにはっきりと意見を言える親しい人
- 元彼と同じ性別である男性
- 元彼の性格をよく知っている人や、人の気持ちを想像するのが得意な人
- 恋愛経験が豊富な人
このような人たちに意見を求めると良いと思います。
あなたの話を真剣に受け止めてくれる人に意見を乞い、今まで気づかなかった部分にもしっかり目を向け成長の糧としましょう。
信用を踏みにじるのは一瞬、積み重ねるのは一生
『注意一秒、怪我一生』という言葉がありますが、これと同じように、信用は一瞬で踏みにじることが出来てしまい、信用を重ねるのは一生かかるくらいの時間が必要です。
少し行動を起こして失敗しても、それで絶望するのではなく「これから信用を取り戻すための経験の一つだ」とプラスに考えるようにしましょう。
ここまで誠実に歩み寄っていくと、当然復縁が叶う時には別れる前よりもずっとお互いの信用が強くなっています。
本当に元彼を愛していて、一生添い遂げたいと思う人なら、ぜひ今回ご紹介したこと参考に信用を取り戻し、以前よりもずっと使用し合っている関係を目指してみてください。
https://motokare-fukuen.com/?p=2198